ブレインストーミングに、ポストイット壁
ブレインストーミングをするとき、ポストイットをたくさんつかうスタイルもあります。
しかし、オフィス、書斎で、あまりたくさん、壁に貼ることができないことってありますよね。
壁紙が毛羽立っているような物だと付きにくいですし、きれいな壁が一面まるまる余っている、ということも、少ないと思います。晴れるところにはすでに何かが張られている。経験則ですが真理でしょう。
そして、次の会議まで張っておくことは許されない、という点も大きいです。
アイデアプラントでは、そういうときに役立つ道具をもっています。ホームセンターで500円もあれば手に入るものです。それは、「プラダン」です。たたみ一畳のサイズのものがあります。高さ180センチ。幅90センチ。おると縦方向に、きれいに折れます。
これを、立てておきます。そして、ブレストをはじめてテーブルが一杯になると、それにポストイットを張ります。
2面ぐらい買っておくと、具合がいいです。軽いので、持ち運べるし、来週に続きがある場合は、はじに片付けることもできます。内側に貼ったものは、折りたたむことではずれにくくなりますし、テープで仮止めしておけば、他の人にみられることもありません。
一週間後の会議室、いざ、ブレスト再開、というときに、そのプラダンをひろげれば、当時の情景がすぐに復活できます。これが、前回のポストイットを束ねてしまっていたら、あまりやる気がしないでしょう。たいていは、議事録的にまとめたレジュメをもらって再開するのですが、何があったか、を思い出すのはとても大変。一方で人には「空間記憶の力」があります。空間的な記憶はとても強いので、ポストイットが張られた位置が保存されることで、前回あの編に張ったアイデアが・・・といったことを簡単に復活できます。(なので、ポストイット壁は、極力、前回とおなじ場所におきます。)
こうして、アイデア出しの専用環境を整えます。
広い会議室でも、プラダンを9面ぐらい買ってきて、囲むようについたて的にそれを立てれば、ミニ・ブレストルームの出来上がりです。青い壁と黄色の壁、白の壁、と、会議フェーズによって使うものを変えてもいいでしょう。色によるメッセージ提示をつかうことで生産性もあがるでしょう。
9面、単価500円として、合計で4500円。わずか5000円足らずで、持ち運べるブレストルームが、できる計算になります。
9面あると、3×3にならべて、その上に、「発想のテイスト」を掲げておいて、あるきまわりながら、いろんな発想のテイストにきりかえながら考え続ける、というのも面白いと思います。ひろければ、アイデアの回廊、さながらの使い方もできるでしょう。