チャックパック1つで、イヤホンの達人に
「イヤホンがからむ。」
かばんの中にどんなにきれいにしまっても、次に出すと、からまりまくったイヤホン。
「イヤホンよ、何でこんな姿に・・・」
そうつぶやくことも結構ありますよね。
イヤホンが絡まない結び方、というのも、ライフハック系記事でよくみます。本体にぐるぐるときれいに巻いて、最後にちょっと引っかけるようにする、みたいな。
しかし、時間のある時なら、それもいいのですが、頻繁に出したり、しまったりする日常づかいで、その作業は、ちょっと悩ましいものがありました。
とくに、携帯電話用イヤホンマイクを、ほぼ毎回使う、という私の特殊性、が、この問題を顕在化しました。
携帯電話にまきつけて、なんてしたら、すぐに電話がでれないばかりか、構造に起伏のあるケーブルをまきつけるのは、どうにもきもちがわるい。
普通のイヤホンも含め、もっと簡単にしまえないのかな、と、いうことで、私が実践している、すこぶるお勧めの方法、ご紹介します。
チャックパック1つで、わずか5秒ぐらいでしまえる、方法です。

写真のように、ケーブルの両端をチャックパックの中にさっと入れて、ぱちっとチャック部分をかませる。それだけです。当然、ものが口の部分にあるのでしまりませんので、ちょっと仮止めできればそれでOKです。この状態でかばんの中に放り込んでしまえば、ほぼからまりません。下にたれているケーブルをさっとこのチャックパックにまきつけておけば100%、からまりません。所作としてはわずか5秒。
出すときも、おなじく、5秒で、元に戻せます。
ぜひ、チャックパックのきれいなのがあったらお試しあれ。
この写真のチャックパックは、ブレスター(アイデアプラントのつくったブレストのカードゲーム)のカードが入っているものですが、市販でも似たものがあります。
チャックパック、でアマゾンを調べると、1万円台とかで、えらい高い(そして大量)にみえますが、Office24とかにいくと、7枚で200円とか、それぐらいの値段で手に入ります。
あまり小さいサイズのものよりも、クレジットカードが入るぐらいの大きさが、緊急のときに、他にも使えていいですよ。たとえば、ちょっとした領収書をまとめておこうというときとか、よごしたくない貴重なサンプル品をてにいれたときとか。小さいと、入れるときに、ちまちましていて結局手間がかかるということもおきかねませんし。
あと、注意なんですが、チャックパックの中に、全部を入れないこと。これを注意してください。いれるよりも、袋にラフにまきつける。これをお勧めします。というのも、全部入れると、時々、絡まります。大事なことは、ケーブルの両端をばしっととめてしまうこと、なんです。なので袋でなくたっていいぐらい、ではあります。この点は、いつかオリジナルアイテムを、デザインしてみたいなぁとおもうんです。最小の手間で、絡まらないスティック状の何か、みたいなものを。
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裏話:
このアイデアは、文具王の高畑さんに、以前メールをお送りしたときに、示唆してもらいました。
かれのコメントをみて、はっとしたのですが、コードが絡むというのは、トポロジーの問題なのだ、と。絡んでいるときと絡んでいないときには、決定的にトポロジーが違う。
※正確には、ケーブルの両端を仮想の直線で結びできる円環を、モデルとして考えて、トポロジーの問題と、捉えます。ややこしい話なので数学科以外の人にはどうでもいい話ですが、両端を開放しているケーブルはどんなに位相上の変形を行っても、からまっていようがいまいが、トポロジカルには、同じものとなりますから。難しい話はここまでにしましょう。これが分かったところで、ああ、そうか、というだけの話ですから。