例えばこんな雨の夜には
ポメラのUstをみて、ひさびさにポメラに向かいたい気持ちです。
でも、いまは、ブログに書いてみようと思います。
豪雨の予想された夜、意外とやさしい雨が降り続き、夜まで続いた仕事を一区切りつけてお風呂に入る。
あがって、汗が引く前に、次の仕事をしようとして、ふと、たまにはおさけでも飲みながら、アイデアを考えてみるかと、缶ビールをとりにいって、ウイスキーのロックを手にして帰ってくる。階段を書斎に上がる間に、外の雨音の音が強くぼんやりと響く。
机に座らずに、壁に貼った大きな模造紙に、大きなアイデアスケッチを書き出す。左手にはういすきーをもって、右手にはプロッキー(裏移りしないマジック)。
アイデアのメモを「のり画鋲」で張って、脈絡の無い一連の、そして分岐する、思考をひたすらに、スケッチしていくように書き出す。
風呂上りに、飲んだウイスキーがやや刺激となって、思考が回転しはじめる。昼間の硬い判断能力をすこし低下させて、「たぶん有用じゃない考え」を広げてみる。
新たしい思いつきは、ほとんどの場合は、偶然の掛け算のようで、あまり長く記憶できない。失ったらあまり取り戻せない。だから、正確に書こうとしない。できるだけ、早く、頭のしゃべるそくどで、大きな紙に思考を書き出していく。
翌日、100も200も書いたアイデアのパーツのうち4%程度が使えるものであることを経験的に知っている。だかから、4個ほしければ100は書かないと。
判断は後。今は出すことにまかせてペンを走らせる。
この時ついつい、燃料としてお酒を飲もうとするけれど、ほろ酔いでい続ける技術が大事。
創作系の仕事をする人々と接するようになってから、その方面の仕事は、こうした方法をとる。研究所、企画部門といったネクタイを締めている方のいる部門向けのワークの時にはそういうことはしない。
そんなことを考えながら、壁に向かう夜。
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ネットで調べ物。
そういうときには、音楽をかけて、できるだけ感性的に刺激を受けるようにする。
仕事時間っぽくなくすることで、意識がだまされる、という面も思量して。