アイデアの技法 NM法(中山正和法)
アイデアの技法を一つ紹介します。ブレストのほかにも創造技法とよばれる代表的なものはいくつかあり、その一つに「NM法」とよばれる中山正和氏によるアイデア出しの技法があります。
1)何を解くべきか、問題の本質を抜き出す
2)類比を問いかける(そのことを実現しているものが自然界に何かないか、等)
3)背景を問いかける(それはどうなっているのか)
4)コンセプトの問いかけ(そのことは問題解決のアイデアにならないか)
5)ダメ押しとして「それでも何とかアイデアにならないか」と問いかける
(出展:『図解TRIZ』)
よく、ビジネスプランの検討会などに参加しているとベテラン支援者の方が同種の質問をされていたことが思い出されました。本質的に人間には、簡単ではない問題に直面したときに、それを一度上位の概念に抽象化(モデル化)しそれを解いて現実の状況にアプライ(応用)する、という思考方法があるように感じます。このNM法にはそうした思考構造の本質が端的に表現されているように思えます。