アイデア収束の5つのルール
アレックス・F・オズボーン(ブレインストーミングを考案した人物)の残した創造技法の流れを汲む「CPS(創造的問題解決)」の知識のストックの中には、興味深いものがあります。
「創造的問題解決」の中には見開きのページに並ぶように、「発散に関する根底ルール」(≒Brainstormingのルール)と「収束に関する根底ルール」(これは5つある)を紹介しています。ある意味、ブレストのルールと対を成すルールです。同書より引用しつつ、内容を意訳してみました。
スライド
収束に関する根底ルール
この中の「5つのルール」部分だけを示すとこうなります。
収束1「肯定的であれ」
収束2「配慮せよ」
収束3「目標をチェックせよ」
収束4「アイデアを改良せよ」
収束5「目新しさを考慮せよ」
ブレストのルールを始めて目にしたときに「なんだそれは?」と思われたと思いますが、それと同じ水準で「???」となりそうなルールですが、つぶさに見ていくとなるほど、端的に、熟慮されたアイデア評価の姿勢になっているな、と気づきます。
余談:
なお私たちの作品の一つ「IDEAVote」(テーブルゲームのスタイルでアイデア評価の基本を学ぶ道具)は、これらのルールにのっとるようにして開発されています。繰り返してチームで体験しているうちに5つのルールの基本が刷り込まれていくようにできています。Youtubeにビデオもあります、ご興味があればぜひご覧ください。(アマゾンでもこの作品は買うことができます)