バッグの汚れた車輪をラベルで覆う
この三連休は、電力とネットのある部屋を借りて拠点にしています。
書斎の中では、絨毯を汚さないようにタオルをしいています。この借りた部屋の絨毯を汚さないためにどうしたらいいか。しばし考えて、ポストイットラベルを使ってみた所、かなり良かったのでご紹介します。(最近、沢山持ち歩いています。このラベルを。)
私のオフィス機能は、最小限ならキャスターバッグ1個になります。これで半月近く持ち運びながら仕事をすることもあります。
さてこれを部屋にもってはいって困ったのが、キャスタバッグのキャスター部分の汚れです。
出張が終わるたびに、ウエットティッシュで汚れを落としています。何十キロと転がしてきたローラーはどうやっても、完全にきれいにすることは不可能。
何か布を置くにしても、それがありません。最小に荷物なので。そこで、手持ちのラベルが”強粘着”であることを思い出して試してみました。
まずはこれ。一番気に入っているタイプです。被災生活でもよく使っていました。
シートからはがしたところ。ポストイットでありかつ、レーザやインクジェットで印刷できる優れものです。
すこし小さかったので少し大きいタイプのものも試してみます。
これです。角マルの高級タイプ。これに使うのはもったいないですが、ありものでトライしてみるのが身上ですから、やってみます。
こっちは、周囲に縁が残り、かつ、はがしやすさもデザインされています。
これは長いタイプなので、車輪の露出部分を1枚でぴったりと隠せました。
他の部分も隠すために張っていくには4枚必要だったので結局4枚使いました。ただ写真の右(緑)に比べて大きい分、たっぷりと張り付く面積をとることができました。
これで絨毯において、多少でっぱりがこすれても、汚さないようになりました。
この「汚れやすい所を清潔にする膨大なコストをかける代わりに、一時的なものを表面に付着させる」というのはどこか技術的工夫発想のエッセンスであるTRIZにも似たものがあります。
余談:
自宅の中で、「また地震だ!持ち出しカバンはどれ?」という時に、混乱がありました。「あれ?空だ。え?中身を差し替えてそのバッグにしたの?」ということが。
そこで、自宅の中で「これが災害時の大事なカバン」を示すつもりでこんなデザインに張ってみました。
ラベルを十字型に。子供が見ても「なんか災害時に大事な鞄らしい」ことが感じられるように。(ただ、避難所では、やたらと”十字”を付けるのは混乱を生むのではがせるほうがいい。その意味でもこの強粘着ポストイットは、しっかりついて、簡単にはがせる、という良さが効いています。)とっさのときに、直観的に手に取れること、は大事です。それを助けます。
被災からのリカバリー生活では、このラベルがほかにも活躍しています。すこしシリーズで紹介します。