袋でイヤホンを絡まなくする工夫
カバンの中にケーブルや小物がたくさんあって、イヤホンがいざという時になかなか出せない、という状況を改善する工夫です(どこかで五日書いたかもしれませんが、今回の被災生活で荷物集約時に役に立ったので紹介します)
カバンの中にずっと入れていたのはこれです。携帯電話のイヤホンマイク。周りがうるさくても聞こえる・伝わるので重宝しています。ケーブル類全般に同じことができます。
まず、ケーブルの2つの端部を小さい袋の中に入れます。
チャックパック(ジップロックの様な閉まる袋)なら、軽く口をとじます。
袋をふんわりとおり、巻き取りの芯材としてクッション性を持たせます。
袋を巻き取りの心材にして、くるり、くるり、と巻きます。最初の一回だけ丁寧に。
後は、ぐるぐるとひたすら巻いていきます。芯材が柔らかいのであまり力をかけなくても緩まずに巻き取れます。
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こんな感じのまま、鞄の狭い所に入れます。多少は巻がほどけていますが、大丈夫です。すぐに絡まずに伸ばせます。
補足:
最後の所を止める工夫はないの?といえば、あります。でも袋1つで、に反しますし、止めるための構造物を付けることでケーブルの損傷リスクを上げてしまいます。なので試行錯誤の上、ここは、最後の所をとめない、という運用にしています。
何でからまないの?といえば、ケーブルが自分自身に絡む行為というのは、結び目の生成であり、それを起こさせない「端部を束ねる」処理をしているからです。ながーいホースを右手と左手で持って手を離さない限り、途中をどんなにごちゃごちゃに巻き取っても結び目はできない。よじれはしますが。本質はそれと一緒です。
(ケーブルものの商品開発の視点としてもこれはあるとおもうのです。端部同士を仮止めできる形状にしておくと、巻き取りをごちゃごちゃにしても、原理的には結び目が発生しない、ということを利用して)
ただし、絶対に結び目ができない、というわけではありません。リング状のものもつぶせば、ひも状になるのでそれを結ぼうとすれば結び目は創れてしまいます。ただ、カバンの中で自然とそれが起こることはめったにありませんので、その可能性を取り除いて書いています。非常に細い糸の場合はこの可能性は無視できなくなります。(たとえば、裁縫用の糸など)
袋の中に全部を入れるほうがいいのでは?といえばそれはあまりうまくありません。袋の中でごちゃごちゃになってしまう。結局は端部同士を確保しておかないといけない、ということになります。逆にケーブルのほとんどを袋の中に入れて、両端部を外に出しておく、という方法は、ありです。(イヤホン系は端部が重要なので保護したいので私は中に入れていますが)