うっすらと想像します
人や物やプロセスについていろいろと、みては、その意味をポケットにしまっているのですが、その人が多分こういう人であろう、というのを結構推測してみることがあります。バスでいっしょに座る方のプロファイルを、持ち物、服装、髪型、仕草、人が通りかかった時の反応、などから、その方の職位や仕事のタイプ、をうっすらと想像します。それで、いま、長距離バスにのっているのですが、どんな方だろうか、そうも、想像されるプロファイルに矛盾がある、と感じ、どうしても知りたくなり、話しかけてみました。話しかけやすい人というのはいまして、共通するのは他者への愛がある、という点です。他者への愛を持つ人は、一定以上の期間、人から認められたり、愛されたり、凛とした姿勢を社会に示し続けている人だったりします。経験則ですが。すると勤め人の場合はそれは職位の非常に高い人。ただしナンバーツーのような、サブの。企業の事業所の長は同時に猛々しさも、どこかもっています。勤め人であるのかはどうかは、かなり、話した最初の段階で想起できます。あたらないこともありますが。その方の持ち物がどうしても、いろいろお話を伺って人となりやお仕事のことがわかり、プロファイルに相違がないみたいだ、と思い、なおも合点がいかない物がありました。その違和感はお持ちになっていた本でした。この状況下で宮城に関するそれを携えてくるのは、かなり軽率な若者のすることで、この紳士の持ち物としておかしい、という違和感がありました。もしこれが小説なら登場人物のもちもとしておかしくね?となる。しばらく後、お話して、わかりました。わずかに見えていた文字は、よく似た地名の別の場所でした。それがいま必要ではなく予習をしているところであることもおしえてもらいました。この方らしいエピソードがありました。なるほど、これで全て納得。