時には、美術館で「感じ方のカタチ」に向き合う
金沢の朝です。
昨日は、白山(石川県)で仕事を終えて、あまりにつかれているので、東京経由仙台の陸路はちときついなと判断して、金沢に一泊しました(僕は、急に予定が変えられるように、ひたすらJRで移動するチケッチを買うので)
人は時間ができればいろいろしたくなる。
があるなあ、と思いだし、このところ全く休みがなかったので、夕方の5時間だけは「休み」ということにして、美術館に行ってきました。
写真を撮ってはいけないNGエリアの所は、私の見た心の表面に触れたものを、あとで夕飯をたべながらカードに書き出したものです。

丸い美術館。

カラーセロファンみたいな壁の中。歩くと見える色の重なりが変わり、ポップで楽しい。アイデア発想にいいなこういう回廊。

中にプール。

プールの中に人影。有名な、下が空洞のプールで、観光客そのものがオブジェで、この美術館の裏側には長い椅子がありますが外向きに座っている姿は陳列された現代人標本のよう。人もまたこの空間デザインの一部なりや。

中で見たものを、外に出てバスを待つ間にさっと書いたもの。
そのあと、夜は、一人で夕飯を食べたので、いろいろ、頭の中の感じエリアから、引き出して書いてみました。









最後の朗読とピアノ、というのは、初めての体験(私はこれまで朗読が好きじゃなかったのです)でした。
心がゆっくりとバランスを取り戻していくかのような素敵な時間でした。ピアノの演奏もまた、繊細に響く空間に満ちていく心の温かい反響の中に調べを力強くのせていく素敵なものでした。(たまたま帰りがけのピアニストさんにすれ違えたので、思わず声をかけて感謝を述べてしまいました)
夜は、北陸の魚を楽しめるところで食事をとりました。
私が出先でこうした行動をとることは珍しいです。
心のデフラグというのは、いくつかの方法がそれぞれにありますね。お酒、の人もいるし、友人と話す、の人もいる。旅、の人もいる。読書にふけり、という人も。
私は、普段しないことをする、が1つの希望の回復呪文かなと思います。
旅先でまた美術館に行くかと言えばそうではないかもしれません。毎日新しいことを始めたい。そういう性質ですから。
今日は、金沢→米原→東京→仙台というルートで、何百キロか、陸路を行きます。