この10日間の出来事
京都から徐々に北上し今日は仙台にいます。この10日間実にいろんな企業、いろんな地域、いろんな業界向けのアイデアワークを提供したり、設計したり、していました。新しい取り組みも始まりました。昔はよく、どこどこの某社でワークショップをしてきました、というの書いたのですが、久々にちょっと書いてみます。
東銀座、南大井、西大井、柴田(宮城)にある企業さん(どこも、ほとんどの日本人が知っている企業さんです)の、クリエイティブ人材向けとか、事業部丸ごととか、全社の創造技法研修とか、新人による超長期の新製品構想プロジェクト研修とか、そういうことを、提供したり設計したりしてきました。
また、カレイドソリューションズの高橋さんの所へは、日経ビジネスの編集部の方と訪問。対談のための下準備の打ち合わせをしましたが、もうその場で出るものだけでも面白くてこれは、なんというか、もう、下打ち合わせというにはもったいなくて。高橋さんの所に行くと、いつも、刺激的な知識をもらえます。しかも大量に。
それから、エンモノの三木さん、宇都宮さんと、渋谷のノマドオフィスco-baへも行きました。名前がつけられた「ノマド」というスタイルは昔からある種の人には見られたものですが、いまは、かなりしっかりした素敵なデザインもともった空間があちこちに出現しました。このco-baもそうです。
それから、招待をいただいたのですが、ぎりぎり、東京に滞在できず遠巻きにFBなどでみたのですが、渋谷のヒカリエの「8/」(はち、と読む)。コクヨさんらが面白い空間を作りましたね。これは、言ってみたかったです。あ、そういえば、直加さんの創業した企業が、渋谷の新しい所に移転した案内もいただいていました。渋谷へ渋谷へ。皆が向かう時期のようです。
あとは、京都では、公的支援機関のイノベーション研修担当の方と打ち合わせ。自腹でとはいえ、彼の好きなワインを飲み言って、さらに梯子して、最後は餃子。すごくパワフルで振り回されるわけですがそれも心地よい回転体。彼が回転しながら人々を巻き込むさまはすさまじく、”え、あの人も講師に来るんですか、わー、それ僕が受けたいですよ、なんですか、この布陣。その並びに私はいっていいんですか、、、”みたいな感じで、目まぐるしく会話も企画も進んでいくような打ち合わせでした。
それから、仙台では、家庭教師のアップル(そして、学習能力開発財団Lead)の創業者である畠山明さんと30分のつもりでお会いしに行って、2時間近いブレストをしていまいた。彼の所は、沿岸部の遺児になってしまった子供たちへの無償の教育提供もしていて、彼とはずっと前から示唆をたくさん下さる友人として時々相談に行かせてもらっていたのですが、学習支援×創造工学の中から、アイデアをたくさん作ってみよう、もっと学びというものをよい体験にするような、ということで、毎月、2時間ほどブレストをしに伺うことにしました。半年で100以上出ればそこから3つぐらいは形(道具や楽しい学習の仕方)がうまれるだろうと思います。( http://www.facebook.com/ishiirikie/posts/447341525283080 )
そういう間にもいろんな地域、いろんな企業さんのアイデアワークショップを設計したり、韓国行きの準備をしたり、それからパートナーと一緒にアイデアトランプの英訳の対処を始めたり、矢吹さんがプレゼントにあるもの下さるというので僕の方でも個人で持っているあるものを贈呈させてください、みたいなことをしていたり。
そして今夜は、月例のファンドロイド全体会議でした。会議をより良い運営の状態にしたいと思い、会議用のツール(試作品)も作っての実施でした。会議には5つのタイプがあり、議題ごとにちがっていいわけで、有限時間内で議題をどんどんやろうとしたら、重要度と緊急度で順位づけて、一つ一つの時間を合計すると可能な件数がわかりますので、それらを把握するようなA5サイズのカードを作り、書いてもらい集めて行いました。この進行はとても、議長としては楽でした。計画も立ちますし。一つ面白いことを発見しました。カードのその項目の一つに時間があります。持ち時間を「6分」とか「9分」と事前に見積もるのですが、ほぼすべての議題がきっちりその倍の時間を費やしていました。「3分」というものは比較的守られますが、もっと長くなると、見積もった時間というのは、実は50%見積もりなんですね。その倍かかると思って、運営しないといけないということに気が付きました。もちろんこれは、発言の後、問題解決や意思決定を測ろうとするために起こることなので、それが無く一瞬でおわるならば、見積もり時間は正しいとなるでしょう。そんなことに気が付きました。( 議題カード ←吹き出しに議題を書きます )
あまりにも圧縮しすぎた報告の仕方ですが、そんな感じにこの10日間を過ごしていました。
もうすこししたら、また、仙台→東京→京都→東京→仙台 の旅が始まります。いま、できる限り、積み残しの仕事を、一つでも多く、対応しようとして書斎に缶詰めになっています。でも、一つ一つ丁寧に。そんな日々です。束の間の自宅生活ですが、ドアを開けると家族がいる場所へ帰れる暖かさ、何気ない子供たちとの日常、そういったものをかみしめつつ、過ごしています。