技法の要諦を知る方法
「発想技法を良く知るにはそれを実際に使ってみることだ。
そうすれば、その技法の要諦がわかる。」
私は、常にそう思います。
創作の技法を、少しでもよく理解しようとするならば、その技法を、分析し単純化して人に伝えるだけじゃなく、自分自身でもその技法で発想してみて短い作品を書くべきなのだろうと思います。絵本のような短いものでも。創造の技法であれば「自分で作る」をしてみること。
ごくまれに、ワークショップの構成を人からみせてもらった時に、どこで何が起こるかを想起できることがあります。そしてそこで人々が湧き立つ姿も見えたりします。停滞するだろう姿が見えることもあります。それら想起される姿を口にしてみると”よく分かりますね”といわれることもあります。
途中でとん挫しそうなワーク、参加者が最後に何の意味があったんだろうとおもうワークも世の中には結構あります。そういう時は、ワークを作った人が「自分でそのプロセスをやったことがない」ことが多いです。何度かやってみると「ここで皆が躓きやすいな」とか「ここはめんどくさすぎる!」ということがわかります。
「知るには、実際に使ってみる」
これを自戒として言い聞かせています。
発想例を書き出すことを怠っている時には、やれていない可能性がある。とおもって、自分自身にアラートを上げるようにしています。