アイデアトランプ 遊び方(追加版)
アイデアトランプのユーザさんたちに、新しい遊び方を教えてもらうことがよくあります。最近、複数の方から教えてもらったことが似ていました。すこし整えたものを「遊び方(追加)」として、紹介します。
■ アイデアトランプ 遊び方(追加)
1)家庭の困りごとを一つ挙げます。
例えば「あっという間に本棚がぐちゃぐちゃになっちゃう。いつも本棚を整頓しておくにはどうしたらいいか」という感じにします。コツは発想のテーマを「〇〇するにはどうしたらいいか」という文章で表現することです。
2)ばば抜きの準備をします。
ここは、普通にばば抜きの要領で配り、ペアを捨てる処理をして、ゲームを始めます。
3)同じ数字のトランプが揃った時は、アイデアを言って、トランプを捨てます。
ペアになるものは内容が割と似ています。どちらか一方の発想のヒントを使って、あげたテーマに対するアイデアを言って、ペアのカードを場に捨てます。発想が浮かばないときには、ペアになっても、なんと捨てることができません。
例:子どもが「9
並べ方を変える/9
置く場所を変える」がそろったので、発言→「じゃあ、辞書とか子どもの本を置く場所を、毎週、パパが変えるっていうアイデア。どれも読みたいから、毎週、パパが二階にもっていて、皆はそれぞれ読みたい本を5冊ずつおろしてくるんだったら、広々していていつも戻しやすいし」
この時、自分がするんじゃなくて、他の誰かがする、という前提でアイデアを言います。大人が子供にやりなさい、というだけじゃなく、子供だってゲームの中でなら、好き勝手、アイデアを出していいというルール。家族でやる時には、和気あいあいと「押し付け合う」と結構盛り上がります。
4)ばば抜きが、誰かの優勝で終了。
勝った人は、自分が言ったアイデアのうち、1つを実際に相手に指示することができます。もし複数人いたなら、もっとも負けた人も、その指示を一緒にやります。
例えば、子ども優勝して「じゃあ、パパは、本棚の本をまず二階に全部運んでね。」という感じに。そして「じゃあ、〇〇(もっとも負けた人)、いっしょにやろうか、とほほ・・・」みたいな感じにやると、かなり真剣に勝負をするようになります。勝ったら相手に指令をだせる、となると、結構子どもたちは知恵を働かせます。遊びを通じて自然と発想力が鍛えられるので、お奨めです。
5)でも、実際は・・・
大人が勝った時には、すこしやりやすいような内容を子供に指示したりして、勝負を楽しむようにします。子供が勝った時にあまりに難しいアイデアを指示してくる場合は、何か機転を利かせて、実行可能なような代替え案を出して納得してもらいましょう。勝負に負けたのであくまでもお願いベースで言うことが大事です。
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じゅうらいのアイデアトランプのマニュアルとほぼ一緒ですが、解決アイデアの作業を親子で押し付け合う、という構図にして、勝った人がそれを指示する権利がある、というスタイルにしたことで、グッと、ゲーム性が出てきました。
家族でやるときには、家族の中でも立場の弱いお父さんが集中砲火を浴びるでしょうが、それは機転を利かせて頑張ってください。
友人同士や職場でこのルールをやると、亀裂が入るかもしれませんので、やる人を特定の個人にしないで「この勝負に負けた人は・・・」ということにしておくといいでしょう。
なお、上記はばば抜きでやりましたが、「神経衰弱」でも、同様の事が出来ます。ただ、神経衰弱のゲームの難易度はぐっと上がります。理由は、アイデアを考えるという作業が記憶の保持を阻害するからです。それはそれで、あれ、あれれ?といいながら、楽しいよ、とあるユーザの方は要っておられました。
余談:
アイデアトランプの全トランプを20秒弱でざっとレビューできる動画を作りました。