次の夏の集中講義の日程を思案しています。
闇の中を新幹線が時速200キロ超の速度で移動しています。金曜日の夜、指定席・満席のアナウンスが流れます。経費がかさみますが、坐骨の痛い私は基本的にグリーン車に乗っています。とても静かに夜の中を滑っていく空間。仕事場としては最適です。
私は仕事において行動を決めていく際に迷ったら、「提供価値の最大化」を指針にし、最適解を模索しています。
そんな意思決定までの思考展開を、今日は書いてみます。
新幹線が走り始めてからずっと、非常勤講師を拝命している早稲田大学の書類とにらめっこをしていました。
来年の夏季集中講義の日程を記して送り返すように、という趣旨の書類です。
思案しているのは、授業の時間割です。
朝1のコマは9:00からなのですが、朝1コマの講義の時は学生さんが疲れ気味です。キャンパスが結構遠いですから。しかし朝1のコマを使わずに講義日程を組むと、必要な15コマが4日間の滞在では提供できません。5日間の滞在が必要になってしまいます。
しかし、年間で学校系の仕事を引き受けるのは10日間まで、と決めていますが、現状は、早稲田大学の非常勤と県岐阜商のスーパー・ハイスクールで、4+8=12日間、先生をしています。今ですらオーバーしています。
その指針に照らして考えてみるならば、ここは、やはり、4日間、とするべきでしょう。
では、そうと決めたら今度は、朝1のコマをやるという前提で、何か授業上の工夫をしてみようと思います。
実験的に新しいやり方を考え、試してみるのは、好きですから。
年間で枠を設けているのには理由があります。学校の先生業をたくさん引き受けることは、短期的にならばできてしまうのですが、長期的には、適切な収益性の面で問題が出て、事業継続性を危うくします。
危くなる前に指標を作り、それを航路図とする。それが経営です。事業という手法を通じて、多くの人に価値提供をすることを長く続けること。それを思い出して、ここは、心を決めました。
関係する余談です。
公的な機関などから、ボランティアベースの案件の依頼が来た時に、事業安定性に影響しない範囲でやるという判断指標(=年間枠)をすでに超えている場合は、お断りしています。最近は、心苦しいことに、一年前に枠が埋まってしまうので当年の依頼はほぼお断りする形になってしまっています。
ただ、回答するまでには、毎回、こうした熟慮と意思決定を行っています。
人を愛し、社会を愛し、出来る限り多くの価値を世の中に提供する。
未来を今よりもっともっと明るいものにしたい。
そう強く思えばこそ、経営者としての面も要ります。
“志した道を長く行こうとするならば、時には冷たい人と思わることも甘受せよ。”
創業した時から、そう覚悟をしています。