『スウェーデン式アイデア・ブック』アイデアに関する優れた本。
フレドリック・ヘーレンの書かれた優れた本があります。『スウェーデン式アイデア・ブック』(ダイヤモンド社)。すぐに実践に、というときには以前ご紹介した『考具』がよいとおもいますが、その先の「創造性の基本特性に関するエッセンス」がきわめてやさしい文と素敵な挿絵で展開されているのがこの本、といった感じです。もちろん、どちらが上下、どちらが後先、ということではないのですが。
いくつも印象に残る話がありました。
世界初の創造性テスト、レンガの使い道を15分で50通り考えて。
アイデアメーション。最初に考え付くものはみな同じ。
はてなタクシー。基本的な条件を取り除く。
また、時折、見開きページにメッセージが載っていてそれがとても興味深いです。
「多くのアイデアは、芽が出た場所より、他人の頭に移植したほうがよく成長する」オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア(法律家)
また、最後のほうに、「イエスよりノー! 批判はアイデアを磨く」という話しもあります。アイデアを否定しない社会では、ノーといえない。そしてアイデアも磨かれない。アイデアを出すフェーズと磨くフェーズではちがうんだ、ということをいわないアイデア出しの本も多いのですが、この本はそこのところをきちんといっています。磨くためにノー!といおう、と。
楽しく読めて、大人のための絵本、といったテイストの書籍です。ぜひアイデア出しの必要な方、クリエーターの方には、手にとってもらいたい素敵な本です。