創造性育成の講師をしてきました。
数日前のことですが、ある企業さんで、講師をしてきました。テーマは「創造性」です。特に創造的なチーム育成を中心に、創造的な話し合いの方法として、ブレインストーミングを意識付けや、ツールカード(ブレスター)を使って行ってきました。
受講された方々は、非常に特殊な接客をさせている方々で、企画系の仕事のある方もいらっしゃるとのこと。とても皆さんマナーが高く講師としてもいつも以上に気合が入ります。
なぜ創造性なのか、というところから入り、創造的な学びのための意識の持って行き方、2つの意識付け、といったところから、アイデア出しの話し合いをしてもらいます。
それから、ブレインストーミングの4つのルール、その一つ一つの持つ意味合いを解説し、そのあとは実際にブレインストーミングをおこなってもらいます。楽しくブレストを体験できるカードツール「ブレスター」を用いて40分ほど行ってもらいました。各チームとも、とても能力が高く、ツールがなくても十分ブレインストーミングができていたと思います。カードゲームを使うことで、手順を繰り返し経験していただきました。
例によって、私も各テーブルを回って、ブレストに参加させてもらいました。なかなか面白いアイデアが出ていました。特に歯ブラシを長持ちさせるテーマでは、「歯ブラシの長さがすごく長くて、オルファのカッターのようにポキポキと折って使う」という面白いアイデアも出ていました。
そして、それが終わった後は、最後に、ということで、創造ワーク全体の話をしました。創造ワークは、広げるだけじゃなくて、絞り、磨くという作業があるということ。その広げる前には、適切にテーマを設定する、という作業もあることを、説明。そして各作業を具体的にどう進めるのか、といったこともご説明しました。
普段なかなか、ここまでしっかりとお話しできることはありません。受講者の方の集中力が途切れてしまうので、最後はさらっと流すだけです。ところがこちらの受講者の方々はすごく集中力と理解力があるんですね。
前日に「傾聴のスキル」を学ばれていたのもあると思いますが、講師としては非常にしゃべりやすい、効果的にお話ができたと思います。(よく聞いてくれていると、うまく伝えることができるものですね。生徒の立場になるときに心がけたいものです。傾聴スキルがある生徒のほうが、効果的に先生がしゃべるのだ、ということを。)
以上のようにして、ある種の接客のプロの方々を前に、2時間ほど、創造ワークの講義をさせていただいたことは大変に良い経験となりました。またブレスターも非常に、こうした講義の中で持ちいるには効果的であることがわかりました。
今回の経験は、ブレインストーミングの講師としての大きな前進のための貴重な一歩となったと思います。ありがとうございました。