”ぜひ、もちかえりたいもの”
先日、念願かなってお会いできた方、その訪問をする日の朝、私は宿泊していたひなびた宿の小さな机に向かって、”これだけは、どうしても仙台に持ち帰りたいもの。”をカードに書き留めました。
何年もお会いしたい方だったので、山のように聞きたいことがあります、しかし、これだけは、どうしても、というものを「3つだけ」あげるとしたら、何だろう。とじっと考えました。
それは、20年というタイムスケールで、私が私の生き方を続けていく日々で、なんども記憶の中のこの方の後姿に聞きたくなること、だと思いました。そして次のようにまとめました。
ぜひ、もちかえりたいもの。
1、ディレクション(ぶれない):
進み続ける方向を指し示し続けるものは何か?
2、困難を越える:
長く挑戦していれば必ず、壁、障害に出会う。のりこえられてきたのは、何があったからか?
3、予測する:
事業、社会がどう変わるのか、変化にさらされるか、を、どう予見している?
半日にわたる面会のなか、お話いただくことを中心に、全て聞いて吸収しようとしました。そして、実際にお話できた最後の時間帯、昼食をご一緒させていただいて、その際に、上記の3つをお伺いしました。
どれも、まっすぐに正道で、明快な言葉で、お答えをいただきました。このメモを含めて、この日の訪問では取ったメモは40枚。この40枚のメモを私は、多分、長く長く、懐に入れてもっているだろうともいます。