海外対応への準備。
商品開発をして、いよいよ海外へ出荷しよう、というフェーズに入ったときに、まず何が必要か。その辺を輸出を将来行う起業家向けに書き残しておきたいと思います。
1)初めは、海外出荷と言っても、郵便局からEMSなどの「国際郵便」で送り出すことで充分な場合が多い。国内に商品を発送するのとあまり変わりありません。
2)商品によっては、輸出上の規制がかかるものがあります。JETROなどには相談にのってくれるアドバイザーがいます。一度訪問して相談しておくといいでしょう。
3)相手との与信が無い場合(多くの場合、そうですが)、代金振込みが確認できてから出荷する旨を先方に伝えます。送料なども相手の希望にそった輸送方法を聞いておき、その価格を一緒に振り込んでもらいます。
お役立ちサイト(1)
郵便局の国際郵便の料金と日数を調べる
例えば、シカゴへ200グラムくらいの小さい商品を送る場合、EMSなら、3日程度、金額は1,200円です。結構早いし値段も国内のクロネコヤマトで沖縄あたりまで送ることを考えると、結構安いですね。
4)郵便局で、EMS等のラベルと、専用封筒(袋タイプと封筒タイプがあるようです。大きさもいくつかあるようです。)をもらいます。書き方も教えてくれます。
5)入金が確認できたら郵便局から送ります。夜間窓口などがある局であれば、そういうところででも送り出しが出来ます。領収書も出ます。
以上です。
割と簡単に海外への出荷というのは出来ます。近くの郵便局から世界中に。あとはモノ次第です。
なお、初期のころは、海外に住む日本人が「海外からも購入できますか?」という形でお求めになることが多いと思います。その意味では言葉がフル日本語でも、大丈夫。逆に日本語のサイトしかなくても、物がよければ、海外出荷はいずれ起こるでしょう。
補足:
EMSの記入ラベルを見ると、英語で書かないといけない部分が多くあります。お客さんからもらっている住所情報で記入すればいいのですが、時々、悩む項目も。関連する情報を整理します。(アメリカの場合)
ポイントだけかいつまんで表現するとこうなります。
1)TO(お届け先)の相手の住所を記入するときに
相手の提供した住所情報を正確に書く。
2)都市名(City)には
州(NYとかILとか、英語に文字で表記される)名の前にある名称を書く。
→ 「***.NY 123456
USA」 などの***の部分
3)郵便番号(Postal code)には
郵便番号、6桁の数字を書く。
→ 「***.NY 123456
USA」 などの123456の部分
4)国名(Destination Country)は
USA
5)内容品の詳細な記載は
英語で記入。
6)HSコード、内容物の原産国は
普通の日常的な商品であればは、は不要
7)内容品の個数
個数を書きます
8)価格
ここは日本円で書きます。単位は¥
9)アイテムの分類
当てはまるものに×をつけます
10)署名
忘れずに。
なお、日本の住所と電話を英語表記で書くとこうなります。
980-1234
宮城県仙台市青葉区ケヤキ1丁目-2-3 ささかまビル45号室
(※デュナミスの番地はやや例外的な番地なので、モデル番地を作りました)
↓
#45.1-2-3.keyaki
aoba-ku.sendai-shi.miyagi-ken.980-1234.JAPAN
022-721-6180(デュナミスの実際の番号です。)
↓
+81-22-721-6180
(市外局番のゼロをとります。そして、81を頭につける。)
お役立ちサイト(2)
住所・電話番号の英語表記
ただ、日本側の住所は、日本語で書いて、国名をJAPANと入れておけばよいとも。
【アメリカでの住所表記】
基本的には、
Address: 番地・ストリート名・アパート番号またはスイート番号
City: 市
State: 州
Zip Code: 郵便番号
Country: 国
という順序で表記されるとのこと。
特記事項としては
「番地 通りの名前」が先。「#」「アパートの部屋番号」があと。アパート名は略し代わりに#をつける。
コンマは、「ストリート名」「アパートの部屋番号」「市の名前」の後につく。
逆に、州(State)と郵便番号(Zip code)の間には入らない。
Zip codeの後にUSAと書くよりは、改行して、USAと書く。
なお、改行したところのコンマは削る。
お役立ちサイト
アメリカの住所の書き方