創造性の4P
「創造的な人とはどんな人なのか」
「創造的な所産(生産物・作品・製品)とは何なのか」
「創造的なアプローチとは何なのか」
「創造的な環境とは」
・・・創造性をめぐり議論はいろいろあります。その統一的な定義を模索したある研究者は、最終的に、単一の定義は得られず、最終的に創造性を「4つのP」で記述することをしました。
4つのP
・Person(人)
・Product(所産)
・Process(過程)
・Press(圧力※)
※(補足)「圧力」は職場環境などの「環境」を意味する
各項目を詳細に見るとこうです。
・Person(人)
人々はいかに創造的であるか、誰がいかに創造的か、創造的人々に関連した特性
・Product(所産)
創造性の成果(artifacts)とは何か、創造的所産とは何か、何が創造的な何かをつくっているか、もし何かが創造的な場合どのように伝えるか
・Process(過程)
人々はいかに創造するか、あるいは彼らの創造性をいかに使い、そして適用していくか
・Press(圧力※)
人、過程、所産を取り巻く風土。これが創造性を栄えさせたり抑圧したりする。
これらは、面白いモデルですね。
まず「人」
それから、人が生み出す「モノ(生産物・作品)」
それからどのようにして人がモノを生み出すのか、その「過程」
という3つの対象に光を当てています。
そして、それらを取り巻く周囲である「環境」を加えたモデルです。
創造的、ということを考えるときに、この4つの視点をみると、議論が整理しやすいかもしれません。
追記:これらは、「創造的問題解決」のP5~6をベースに加筆修正しています。