芸術を感じる心
ある先生のお話で聞いたことです。抽象性の高いある絵を被験者に見せてその視線移動をみると、初めは絵の中にある「目」に視線が行くそうです。人間は目に視線をおきやすいのだそうです。そしてしばらくしてから、その複数の目と目の間を視線が行ったりきたりします。そしてその作業が終わるくらいになると、その絵画の意味が汲み取れる、何を意味しているかを感じ取る、そうです。
先生いわくこれを
「要素の抽出」
「関係性の理解」
という2段階だと。
これは、以前書いたモデル化の基本とよくあっています。人間が意味性を理解することとそのシステムの構造やメカニズムの理解には近いものがあるようです。
感じる心、とは不思議なものですね。誰にでもあるけれど、捉えようとするとたちどころに雲のように消えてしまうもの。しかし、その本質には上記のようなモノがあるようです。
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しかし、カード化の効能は、これを逆利用した考えと解釈できます。つまり、どれかをカードにする際に、そこに2文を書くと発想が弱まる、と。2文を書くと、まず要素、そして関係性、と発展が続くのかもしれません。一文しかないと、要素。ただ、要素であり、関係性はありません。そこで要素により注目があつまるのではないか、と推測しています。