娘とおはなし創作カード
コクヨの「はじめてのかるた あいうえお」という正方形のカード数十枚からなる商品があります。たまたま見つけたので娘と使ってみました。
人や行為や動物やモノや環境などを表すカードがあります。それからシールもあります。そのカードの場面に登場するだろうものです。たとえばお皿カードにはケーキシール。ただ林檎ものるかもしれません。
娘はシールが好きなので、直ぐに張り始めました。線路には電車、スクーターにはヘルメット、といった対となる概念をよく理解していることがわかりました。なるほど、思ったよりもわかっている。普段、ことばでそれを促しても答えられないけれど、絵であればかなりできるのだと。
貼っていくと、多少、食い違いが出ます。お皿に、ケーキと林檎をはってしまったので、林檎の木にはるシールが無い。お空のカードにロケットを張ってしまったので、宇宙のカードに張るものが無い。手のカードに指輪をはってしまったので、宝石箱のカードがあまり、腕時計のカードも余った。みていると、宝石箱に腕時計を、ということになった。なおロケットは下向きに張ったので、それでは逆かな?ときいたら娘いわく、これは帰り。とのこと。なるほど。
ひとしきり遊ぶと今度は、簡単な遊びをしました。犬小屋に行くとあるものがいました。さて何でしょう?え、犬?そう正解。線路をがたんごとんがたんごとん、何がやってきた?でんしゃだよ。そうだね。といった感じです。
そして今度は良くきってめくっていきます。最初の三枚は私が適当にお話を作りました。お皿に乗っているケーキを食べてから、海でヨットにのりに行きました。帰り際には、植木鉢にお花が。といって娘に振ります。一枚引いて答えて、といったらそれをスムーズに10枚以上お話が続きました。次女が来てお話しが終わってしまいましたが、意外と、おはなしの創作がこのカードで簡単にできるもんだ、と感心していました。

その夜、寝る前のお話を「カードを思い出してやってみよう」といったらかなり思い出して適当にお話を創って話してくれました。たのしかったようです。自分で作る(シールを張る)というこういは、愛着を高め記憶を強くするにはとても良いようです。ぱっとめくって出たカードで即座にお話を考える。そのときにモチーフが2つくらいしかない(犬と犬小屋、線路と電車など)から考える自由度がおおきくよさそうです。