仙台生活のお得なところ
東京の相手と仕事をしていると、ときどき、「あ、この時間帯は仙台にいるこちらは、オンタイム、東京にいる人は、必要経費としてオフタイムなんだ」と感じることがあります。
たとえば、終電間際に、先方が発信したメールを受信してこちらが仕事をしている時には、必要な内容を書いて送り返します。先方が自宅についてメールチェックする人物の場合、それをみて、帰宅後に簡単な返信をされることもあります。
その時間帯を、仙台側にいて「ああ、この時間帯は、僕も東京にいれば、中央線か、都営新宿線の最終電車で、くたくたになって電車に乗っている時間だなぁ」とおもいます。
以前東京にいて、三鷹駅と東大島駅(亀戸のあたり)に住んでいた時に、そういう経験をしていました。そうおもうと、仙台の通勤時間は驚くほど短いとおもいます。1時間も通勤している人は、私の周りには少なくて、社長に至っては自転車で通ってきています。私も歩いて1時間くらいなので、たぶん距離にして5キロくらいのところに家と会社があります。
この時間帯を、何に使うのか、自由に決められるのは、仙台生活の快適なところ。私は生活の質をもとめて、仙台に住んでいますが、こういう部分、とくに、満員電車にゆられて過ごすストレスのなさは、とてもうれしいと思います。
人によっては、満員電車もおつなもの、とさらりといいますが、私は性質的に、「まったく知らない人が自分の懐に入っていることの怖さ、違和感」が先に立ってしまうので、東京にいっても電車が苦痛ですね。できるだけ歩きます。
この夜の時間と同じだけ、朝も、自分で使い方の決められる1~2時間が手に入る。これは、人生を豊かに生きるには、私にとってはとてもお得なところだという気がしています。