消しゴム版画
先日、仕事アイテムを大量整理していた時に、たまりにたまった文房具の中に使えないものがかなりありました。処分したのですが、ゴムの劣化して硬くなった消しゴムもずいぶんありました。
これを使って、休みの日に娘たちと遊びながら、消しゴム版画を作ってみました。

劣化したゴムはある程度硬さがあって、カッターでもサクサク削れます。形はシンプルなものにしておきました。彫刻用のツールがあればもっと作ってみたい気もしましたが、休日の遊び用はこのくらいがいいでしょう。
浮き彫りにした部分に、プロッキー(裏うつりしないマーカー)を塗って、急いで紙に押し付ければ、スタンプになります。このためだけにスタンプを多色買うのは無駄なので、この使い方でやってみました。結果としては、子どもには難しいですが、お父さんと子供で遊ぶ分には十分。お父さん、インク付けて付けて、といわれるのも楽しいですから。
大きな模造紙を用意して、そこに、スタンプを押すための大きな地図を書いて好きなように押させました。

大きい紙に自由に押していくのは楽しいようでした。配色がきれいな4色を選んだので、押していくだけで結構それなりに楽しい図ができていきました。
結局捨てるつもりの消しゴム20個のうち、版画になったのは4つだけでした。残りの16個はすごく削りだしにくいもので最終的には使えませんでした。ただ、その「消しゴムに書く」という作業も娘たちには楽しそうでした。服についてしまうので下の娘には黒い私のTシャツを着せて遊ばせました。
私は、捨てることにもったいなさが強すぎて、物がたまる性質です。そういう人には、捨てることになったものを、捨てるのに決心が要りますが、「遊んで最後にもうひと活躍してもらってから、感謝して捨てる」という箱に入れることは、おもしろい方法かもしれません。
暇になった休みの日に、その「遊びに使ってから捨てる」箱を開けてみると、それで娘たちと遊びを創りだして、失敗しても楽しめます。最後は捨てることになりますが、思い出になりますから、もったいない、の人でも大分片付けがはかどると思います。