マーケティングフロー、15のステップ。
今日は「モノづくりマーケティングセミナー(主催:東北経済産業局)」に参加しました。講師は、ブレイントラスト&カンパニーの大志田社長殿と、フォルムの松本社長。大志田氏は、以前県庁の産業支援事業のプロデューサーもされています。松本氏は東北工大の先生もされています。
さて、マーケティング。私はこれまでマーケティングのことを茫漠としか分かっていませんでした。大志田氏の資料にフローが書いてあったので、メモしておきます。
マーケティングフロー
■リサーチ(調査設計⇒市場調査⇒分析結果⇒)
■テストマーケティング(仮説立案⇒試行調査⇒仮説検証⇒)
■プランニング(商品計画⇒販売計画⇒販促計画⇒)
■アクション(企画制作⇒宣伝広報⇒市場投入⇒)
■ソリューション(結果分析⇒戦略再考⇒時期戦略⇒Startへもどる)
最後のくだりではこうもおっしゃっていました。『つきつめればマーケティングとは科学的な手法で、根拠に裏付けられた対策を講じ、市場形成を支援すること。データ検証に基づく商品開発や販売企画として実行される。連携する隣組は販売戦略(セリング)と価値戦略(ブランディング)』
このところ、洗練されたモノづくりをテーマにしたセミナーがたくさんありました。モノづくりには当然デザインという要素は重要なものですが、デザイン自体が、エンジニアリング(設計)的な側面と、サイエンス(科学)的、アート的な側面をもつせいか、一流の仕事をなしてきた講師の方々それぞれの信念は相容れないものが顕著にありました。多様なスタイルがあることが分かった、私の今の段階はその程度に過ぎません。局面や戦略内容に応じてどのスタイルが良いのかはきっと異なるでしょう。近いうちに、これらの知識・情報を整理したいと思います。
追記:ブランディング、についても大志田氏の資料にきづきを得ました。メモします。
『ブランド戦略は、単にネーミングすることでも、マークを作ることでもない。これは形式(記号)のブランド。ユーザの体感イメージや、想起シーンを創ること。これが本質(価値)のブランド。モノの差別性だけを訴えても大同小異。記号だけの乱立にならないように、コト(プロモーション)と表裏一体で』
追記2:松本氏の講演も素敵なものでした。思わずIDEOを彷彿とするようなオフィスが思い浮かぶような文化です。一つおもしろいアイデアが。カットしていないダンボールをつなげてインスタント・パネルにする。というものです。仕事のときに壁に貼る資料を一斉に片付けるときや大人数での展示に活用している、とのこと。実際の映像を見たら、なるほどいいなぁ、と思いました。
ちなみに開発プロセス(企画⇒調査⇒デザイン展開⇒試作⇒設計⇒金型⇒製品)がWEBサイトで紹介されています。インダストリアルデザイン(ID)のフローも興味深いですね。