ノーブレス・オブリージュ(noblesse oblige)
誰しも人の中には未だに言葉に出来ないでいる価値観やコンセプトというものがあるとおもいます。私もそうしたものがたくさんあります。それをジャスト言い表している言葉に出会ったときに人は「おお、まさにそういうことを言わんとしていたんだよ」という感触を受けるでしょう。
私が最近であった言葉の一つに「ノーブレス・オブリージュ(noblesse oblige)」という言葉があります。辞書によると、これはフランス語であり「高い身分には(道徳上の)義務が伴うこと」とありました。さらにグーグルで検索してみました。http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-31,GGLG:ja&q=noblesse+oblige パソナの南部社長がサイトでコメントしていることなどがとても分かりやすいです。
今の日本社会に高貴な身分という概念はシンプルな指標では述べることが出来ないかもしれません。地位や年収や学歴は高貴な身分と直接的にはかかわりが無いと考えておくべきかもしれません。では、高貴さとは何か。私が思うに現代社会における「高貴さ」とは「品格」と言い換えることが出来るのではないかと思います。前にも書きましたが決してお上品になることではなく、「長期的な社会観をもち、目の前の浮き沈みに踊ることないこと」「志を高くして我が道を究めること」といったことだと思います。こういった人を『プロフェッショナル』と表現するならば、ノーブレス・オブリージュは「プロは社会的であれ」と言い換えられるかもしれません。
プロは社会的であれ。
厳しいビジネス社会でその世界のプロになる。営業のプロ。経理のプロ。研究のプロ。生産のプロ。コンサルのプロ。本当に突き抜けたプロになるには、ノーブレス・オブリージュの言葉を時折振り返ってみたいものです。