アプリアイデアを発想する方法6種(2012年Final版)
アプリのアイデアを発想したい、という時に、便利な6つの発想方法を紹介します。
ただ、「今日はなんか調子が悪いなあ」という時や「同僚や後輩交えてブレストしたんだけど、どうもアイデアを出してくれないんだよなあ。何かいいアイデア会議の方法ないだろうか」という時には、役に立つかもしれません。
スライドの中から、何枚か紹介します。

概要レベルで言えば、こんな発想の切り口です。

中には、ゲーム要素を掛け算することで、既存の大きな市場で熟成しつつあるカテゴリーで、新しいコンセプトのアプリを発想する方法も。

マンダラートで、日常生活の体験や行動を書き出し、日常の何気ない体験をよりよい体験にするアプリを発想する方法や

スマフォを技術の塊として見たときにそれらの持っている機能が、それらの用途と大体割りついていることを利用して

意外な原理のアプリを発想する方法もあったり、

そんな感じで、ダイジェストでお伝えしましたが、これだけでは中身がわからないと思いますので、ご興味のある方はぜひ、冒頭のスライドシェア
をご覧ください。
本当は、これらをアプリ化して、音声や動画をフルに入れて、ハッカソン専用アイデア発想アプリ、にするのが良いと思うのですが、ブログでスライドシェア、という、割とクラシカルな情報提示の仕方になっています。詳しい内容は、ご興味あれば出張先でタイミングが合えばミニ講座をしますのでお声掛けください。
コラム) 「アプリが狙う市場について。」
小国から世界へ進出するケースを観察するに、それらには「アイデア」「技術」「デザイン」「言語」という4つの側面がありました。これらについて、日本の若いチームがどういう戦略を取るべきか、項目立てて考えてみました。
「アイデア」と「技術」は、日本の若いチームでも十分かと思います。上記の方法もその足しになれば幸いです。
「デザイン」は、やはり西海岸のギークの界隈で受けるようなものを意識する必要があるのでちょっと難しい面もありますが、逆に「和、京、桜、雅」という「世界から見た日本テイスト」のデザインを強く打ちだしていく切り込み方もあるでしょう。(ちなみに、それは我々日本人が知っている日本テイストとは、ちょっと違いますね。)
「言語」については、高度な教育を受けている日本人でもかなり不利です。ここはなるべく言語をつかわないユーザーインターフェースで、多言語展開する時にほとんど翻訳する必要がない作りにする、という、企画の立て方をするのが良いかもしれません。どうしても言語のいるところを、単語一語で表現するスタイルなら(長文の文章に比べれば)自力でもかなり精度よく翻訳を行うことができます。ネイティブチェックを頼む時にも時間が余りかからず費用面もぐっと圧縮できるでしょう。できる限り、ノンバーバル(非言語)な概念のアプリを作るには、アプリ概要図や画面イメージで日本語を使わない、という工夫もあります。どうしても言葉を入れたい時には、英語を使います。GoとかMakeとかDivideとか、動詞を一語だけ、配置していくようなスタイルです。
終わりに)
このブログの書き手(私石井)は何を意図して、このスライドを載せるのか、気になる方もおられるでしょう。世の中に創造的な人や組織がどんどん生まれてくる社会を創りたい、というのが、アイデアプラントの志しです。その一助になれば幸いです。いつか読み手の方お会いした時に「このスライドで発想のヒントを得てこのコンセプトが生まれたんですよ」と言ってもらえるように、そして、その時が来たらいまよりもっと良いものを提供できる私ももっと精進します。
発想の道具として、スマートフォンのアイデアを引き出すためのカードセット、というのも2012年の自分の開発目標にしていたのですが、そこには時間的にぎりぎり手が届きそうもないので、現時点での持っているコンテンツを総まとめして掲載しておきます。
ハッカソン前半部分やエンジニアの開発の机上にコロッと転がしておいてもらえるような、アイデアソン・サイコロか、アイデアソン・カード、みたいなものを、作り、世の出したいなぁと思っています。