発言の苦手な人もアイデアを出しやすい「カードブレインストーミング」
ブレストとブレイン・ライティングの中間のような位置づけにあるのが、カード・ブレイン・ストーミングです。
クイズ番組の回答者が一斉にフリップボードをあげてこたえるようなスタイルです。発言のしにくいムードの会議でもアイデアが出やすくなります。
初めにフリップボード(100円ショップのスケッチブックがお勧め、あるいはB5のコピー用紙を一人あたり30枚程度)と太いマジックペンを配り、アイデア出しのテーマをリーダが説明します。そこにアイデアを大きな文字で書いてもらいます。時間は3分。皆がかけたら、では、出してください、ということで、皆、自分の前にフリップを出してもらいます。
これだと、アイデアの順番を待つ間にアイデアを忘れたり、上がってしまって言えなくなるような人も、文字を読み上げるのでぐっと発言がうまくいきやすくなります。絵や図も簡単になります。言葉と身振りで説明するアイデアを絵にするととても速い、ということがありますが、その場合は効果的です。
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また、先に重鎮メンバーがアイデアを出すとそれになびきやすくなる場でも、各自書いてしまったがアイデアが存在しているので、それぞれのオリジナルな意見を引きや出しやすくなります。この方法もアイデアが紙に残るので、とても良い方法です。
また、便乗アイデアなどが出たら、すぐにホワイトボードに書き留めてください。代替、便乗したものが残らないことが多いですから。
すべてをフリップボードにかく、というやり方以外に、議題の最初の一巡だけ、これをして、のこりは緩やかにブレインストーミングにして流れに乗って膨らませ、また次の議題の初めのアイデアではカードをフリップボードを使う、というスタイルもいいでしょう。
自分のチームの状況をよく見極めて、行ってください。
以上の3つタイルをご紹介しました。これらは、状況に応じて適宜活用してみてください。