Extreme User(エクストリーム・ユーザ)という概念があります。IDEOのイノベーションのメソッドでも、キー概念のひとつとして挙げられています。 This is the IDEO Way Five steps in the process of designing a better consumer experience (businessweekの2004年記事) そのビジネスウイークの中の説明によると、「Extreme User」は「people who really know―or know nothing」を意味します。 ビジネス・エスノグラフィー(英語ではbusiness ethnographyという表現なしないようです。あるいは、検索にかかるほどには一般的な言葉ではないようです)という手法は、参与観察を主軸とした商品開発のための観察手法として、さまざまにあったものを、IDEOのイノベーションのメソッドと博報堂のイノベーションラボのスタイルをもとに、博報堂の同ラボが手法として整備したものです(※この、石井の解釈には、誤りがあるかもしれません。その場合は、ご指摘ください) さて、エクストリーム・ユーザはいかにして探すか。自分たちが調査したエクストリーム・ユーザは本当に、エクストリームユーザ足る人々であったのかをどう担保するのか。これについて、先日の研修で、検討を行いました。 体系的な方法といえないかもしれませんが、こういう方法で、探して列挙して、選び出すことはできるかもしれません。 1.極端な使い方をしている人を探す、紹介してもらう。 2.その人に、別の極端な使い方をしている人を紹介してもらう。 3.それを繰り返していく。 4.様々なタイプの極端な使い方をする人が見出せるが、似たものをカテゴリーにしていくと、ある人数にたっすると、新しいカテゴリーは見出されなくなり、だいたい既存のカテゴリーに当てはまるようになる。 <ある先生は、この現象を、理論飽和、と表現されました。詳細は検索しても見つけることができませんでしたで、言葉の紹介にとどめます> 5.各グループから、グループを代表する人物をピックアップして、観察対象となるエクストリーム・ユーザのリストとする。 あるいは、ユーザと接する人(たとえば、製品の売り子さん)にヒアリングして、極端なユーザのタイプを列挙していく、という方もうも考えられます。複数人からヒアリングして、統合すると、極端な人にもグループがあるとわかるでしょう。その後、そのグループにマッチする人を探し出す(たとえばレジ近くで、スカウトして調査協力を依頼する)ことができます。 聞きやすい人に聞いてみただけ、では、ビジネスエスノグラフィーの真価を発揮できません。エクストリーム・ユーザ探しをして、その調査対象者リストが、有効であることを、まず確保したいものです。 もっとも、事前調査段階で、エキスパートユーザへのインタビューを通じて、トレンド感や、切り込む視点をもっているはずですので、まったくの全方位的なエクストリームユーザ・リストである必要は必ずしもない、と思いますが。 keyword:ビジネスエスノグラフィー ⇒ ビジネス・エスノグラフィー【まとめ】