ポジショニング
ポジショニング、について、私自身はセグメンテーションと曖昧に考えていたことだったと思います。市場の何処に陣取りたいのか、ということは、実はセグメンテーションです。ポジショニングは、提供価値1、2という2軸であらわされるMAP上で、他社とは違う価値を抜群に提供するというまさにその構図がポジショニングです。以下、引用をしたいと思います。
『「自社はここを狙おう!」と決めたターゲット市場で、自社の商品・サービスが提供する価値を、競合他社の商品・サービスが提供する価値に対して、どのように位置づけるかを考えること、それがポジショニングである。つまり「どうすれば、他社のものではなく、自社のものを購入してもらえるか。そのためにはどのような価値を提供すればいいか」を考えるのがポジショニングだ』(出展:『アントレプレヌーリアル・マーケティング』)
私見:ここでいうターゲット市場は、次に述べるセグメンテーションをする前の、広い市場である、と解釈されます。おおくくりに、○○の市場、という感じで選定した市場をここでの「ターゲット市場」と解釈。そして実際には、ポジショニングとセグメンテーション&ターゲッティングはスパイラルのように行きつ戻りつしながら実現性の高いものに収束させていくものでもあると思われます。なので、ターゲット市場は、必ずしも□□レベルの規模感でなくてはならないといったものではないでしょう。