(2)「企画・開発」段階
・この段階になると、ビジネスモデルが明らかになってくる。ビジネスモデルとは、「事業構想」から一歩進んで、
①具体的な対象顧客と製品・サービス内容ならびにそのメリットを明確にするとともに
②それを実現する仕入れ、製造、開発、物流、回収といった事業システムを明らかにしたもの。
③また、事業システムの運営コストと収入の発生パターンを明確にし、
④その結果、当事業に関わる全てのステークホルダーがメリットを受けるようにシステムを構築していることが必要条件である。
・資源調達面についてみると、
・人材では、経営者に加えて、企画あるいは開発人材の採用も視野に入ってくる。
・資金面では、この段階では事業リスクが読めないため、主に自己資金で手当てすることになるが、公的助成金などを活用した資金調達も可能。
・この時期の経営者の資質としては、企画・開発力に優れていることが最も重要であるが、幾人かの社員が加わる可能性もあることを考えると、この事業を起こす必然性、すなわち理念やビジョンを明らかにしていくことが求められる。