2.6%の改良社会はどうでしょう
昔、かつて経済産業省の上の方におられた方が大学院時代に産業分析などの講義をされていてこうおっしゃいました。(当時は経済成長が停滞の時期でした。)
「社会は拡大し続けないと上手くいかない。大体2%。2%の経済成長を続けていくとうまく社会はバランスが取れる」
大きくなろうとしていなかったとしても2%の拡大する圧力があって初めてその社会は維持できるのだとしたら、いまはかなり厳しい社会ですね。
(多分この2%というのは人口動態の上方シフトの吸収なんでしょう)
当時と今とでちょうど社会の上り坂と下り坂が同じ勾配だとあらっぽい仮定のものに、ちょっと考えてみました。
社会が同じサイズに維持されるのに2%の経済成長がいる。
今は人口が小さくなるトレンドにある。大体2010年1.2億人⇒2100年0.5億人、とすると、単純に言うと年0.6%の縮小。
ということは、停滞する社会の縮む速度に対するものとして、1.4%、経済成長がいる、ということかと。
しかし実際は、現状維持が精一杯だ、とするならば、経済も0.6%の下り坂。この中で、何ができるかというと、仕事の効率を上げてコスト要因となっている無駄な仕事を社会全体レベルで減らしていくことがいるんだろうなぁとおもいます。それも毎年、2.6%ずつ。
そうすることで、かつての2%の経済成長と同じ水準で、上方シフトの吸収ができるのではないか。と。
仕入れコストの削減、という部分は既にこの10年で徹底された館があるので、仕事のやり方、社会的なコストの改良がいるんだろうと思います。しかも、毎年、2.6%ずつ改良するというのはかなりのもの。10年たつと26%(荒っぽい近似ですが)の改善が達成されている計算です。
難しい、しかし、可能かもしれませんね。制度だから決まりだからという理由での処理業務コストが実に多いと思います。また文化的背景に根ざした高コストを要求する消費者のあり方も、なにかの打ち手が必要でしょうが、なにか方法はありそうです。
(大分、あいまいで、誤用の多い展開かもしれません。思いつきの一部をメモした程度、のものですが、日記として)