評価懸念、への処方
「人から批判されるのがいや」「目立ちたがりと思われたくない」これらの気持ちを評価懸念といいます。ブレストなどの場で阻害要因となるものです。
これへの処方は何か。
考えつくトピックは三つあります。
1)ブレストのルール。「判断遅延」を場に共有させる。
2)二段階ブレスト。話を幾つかのステップにわけ、明確な行動規範を設定し、推奨される行動(発言)をさせやすくする。
3)プレイズファースト。「よいところに光を当てる」場にいる参加がお互いにプレイズファースト(先に褒めよ法)を実践し合う。
このあたりが解への道になりそうです。
あるいは、アイデアワークであれば、
4)「ブレインライティング」がよいです。ブレインライティングはアイデア出しが終わるまで(約30分)発言をしないで相互刺激をしていくので、観点の広がりというブレストのよさと、人から否定される行動が起こらない、という良さがあります。
メンバーがアイデア創出に不慣れなうちは、いきなりブレストしても上手くいかないものですが、アイデア出しに慣れるまではブレインライティングをして、相互刺激でアイデアを出す、ということに徐々に慣らすのはいい方法です。