樹脂シートを丸めて肘クッションに
本の執筆やまとまった論文を書くような時期に、PCに向かう時間が長くなると、肘が痛くなります。私は腰痛持ちで、上半身の重さを腕に預けて腰の負担を軽くするように座っているためです。机は時々足が折れることがありました、いまは、木工作家の友人が作ってくれた頑丈な物なのでびくともしませんが。
肘が痛くなると、ジェルの封入されたパームレストをかってきて肘の下に置いたり、ボレーボール用のサポーターを肘につけて仕事をしていることもありました。前者はあまりの圧力に耐えかねてときどき、やぶけてしまっていました。後者は手の血行が悪くなるので長い時間つかえませんでした。
そんなか、昨日の、自己吸着性の樹脂シート( 自己吸着性の樹脂シートでの、ラピッドプロトタイピングを )のはぎれがたくさん机の上にあったので、なんとなく丸めて、納豆巻きぐらいの大きさのロールを作り肘の下に入れてみました。すると適度な腰とぐっと形を受け止める柔軟性があってなかなかいい感じです。特にいいなとおもったのが、当たり具合をすぐに変えられる事です。巻いた樹脂シートをひろげて巻きなおせば、好きなように硬さを調整できます。要らない時にも広げておけば邪魔にならない点もいいと思いました。
自分自身が忘れないように、メモとして書いてみました。
追記:
最近、どこかで見かけたのですが、発展した社会では自分の欲しいものを自分で作れるようになることが最高の贅沢、なのかもしれないと思うようになりました。いつも「これは量産できるだろうか?」と考えて物を作っていたのですが、自分のための逸品を設計書なしに、修正改良で仕上ていく、というのは、とても生活を豊かにするのではないかと思うのです。楽器作家の島野さんのところへお邪魔して、彼が自身のために施した工夫・加工の数々を見て、その思いはさらに一歩、強まっていました。