マイルストーン。ノーエクスキューズ。
先日、海外の大企業とベンチャーのアライアンスでの開発プロジェクトのお話を聞きました。そのケースでは、明確なマイルストーンを設定して、共同プロジェクトをマネジメントしていました。「お互い約束した期間に約束したことを実行する。そこは、できなかった理由説明が一切認められない(ノーエクスキューズ)世界である。」とのこと。取引先の納期が間に合わなかったから遅れた、などという理由は受け付けないそうです。なんとしてでも約束の内容と期限を達成する、というスピード感と緊張感がとても印象的でした。
一方で、ノーエクスキューズをするためにリスクヘッジもすごく大切、とのことです。約束をするときに、できないかもしれないことを検討しておき、だめだった時の対応を決めておくということが大切とのこと。(一方、日本では、エクスキューズできるから一本ですむ。エクキューズできるからと備えを作っておかない。とも。)
さらに続けて、「しかしすべての懸念材料に備えを行うと仕事が膨大になるので、その辺は本当にまずそうなものに集中して手を打っておく」ということになるそうです。以下、まとめておきます。
1、マイルストーンで管理するからには、それがノーエクスキューズであるべし。
2、だめだった時のために対応を決めておく
3、懸念材料のうち、本当にまずそうなものに限定して手を打つ
この構造は、ビジネスに限らないものですね。いつも心がけたいと思います。