2012年。活動報告、及び、御礼
2012年始に目標を8つたてました。
IDEAPLANT、2012年の目標
それらを達成したい、という思いは、2012年を全力で推進する上で大きな力となりました。結果は、以下の通りです。

達成率昇順に述べます。
【アイデアプラント、脳波デバイス事業の開始】・・・10%
【テーマ設定ツールの開発】・・・33%
【Androidカード】・・・50%
【大手とのタイアップ商品】・・・66%
【ブレスト実験場】・・・75%
【Kids発想ツール】・・・100%
【北欧訪問】・・・100%
【院生時代の借りを社会に帰そう】・・・100%
こうしてみると、達成率の悪いものは、そのアイデア~プロトタイプを、自分の中から(ほとんど)出していない、ということに気が付きました。この意味でも早いうちに、アイデアをラフでぼろぼろでもいいから形にして、人に見せて、磨いてもらう、ということが必要だと認識しました。ぎりぎり50%のAndroidカードはそういった意味では試作物をずいぶん人には見せていて、最近も協力してくださった方がいて、大分高まってきています。
テーマ設定ツールは、年末年始の開発合宿(1人で、自宅で)を通じて、プロトタイプができてきました。ここまでサボったわけじゃなく、ずっとずっと考え続けて、ブレストを初期の開発メンバーから付き合ってもらって、折に触れてやってきました。それまで、その技法領域についてきちんと調査した資料がなく自分でそこをやり始めたことで膨大な時間がかかりましたが、それはとても良い経験となりました。ないものをみいだすことで、より社会的価値を作り出せた幅が大きいと思います。ただ、年内のプロトタイプによるテスト実施まではいませんでした。
脳波デバイスについては、その機能を補助するアナログな道具を作りたい、と思っていました。集中ノート、とか、α&β波領域をスイッチさせるような思考状態や閉眼などの身体的運動を伴う指示カードを作ることで。これについては、道具(脳波デバイス)を常時持って旅先に行くことができず(重さとの兼ね合いで)、いつも身辺に老いておけなかったことも大きいかと思います。私はある素材で試作品アイデアを大量に出す時には、布団の中にまでその切れ端を持っていて、寝るまでもてあそんでいて、いろんなシーン×それ、という掛け算をいつもしています。脳波デバイスは常時付け続けるのが楽になると、もっと想起できる周辺概念がありそうです。まずは身につけておく、ということをもっと意識したいと思います。脳医学、ユーザ体験、行為、認知心理学、ITアプリ、という総合的なところが必要なので、すこし、勉強量を増やすことも意識したいと思います。
大手とのタイアップも、実験場も、12月に入ってから急加速したものでした。
Kids、北欧、院生時代、の3つは、新春~春~夏、という感じに今年の半ばまでに完了していました。
やはり、早めに次々達成してく様な、前のめりの姿勢というのは、目標をクリアーする人には必要だなと思いました。
当時のブログ(2012.1.2)に、こう書いています。
「昨年(2011)も最後に書きましたが、半分ぐらいは達成できて、半分ぐらいはできずに、急に入ってくる何かによって代替えされるでしょう。昨年も、6つできて、1つは中止で、1つは別のものに差し替えられています。」
毎年思うのは、一年前の自分の見通しはそれなりに鋭いなあと思います。実際ほとんどその通りです。
今年は、途中で急に入ってきたものとして(韓国ワークショップ)(A3together 受賞 笛モールスアプリ)(日経ビジネスONLINE連載)(日本創造学会の論文査読)(TRIZシンポジウム、二か国共同発表)(NHK、アイデアトランプ取材)(AERA、書斎取材)などがありました。
ちなみに、過去一年間のブログを見ていて、ふと、これは、いずれ取り組んでみたいものや、時々読み返したいものがありました。
Traditional Toy(伝統的玩具)から新商品を
BruteThink用「モノカード」
【発想道具】はちのすノート(大・中・小)
IdeaからPlanへ(6W3Hシート・ワーク)
描かれるビジネスプランの3段階
Zoo Card
最も優れた書斎は、旅立ちの一時間前のちゃちな机である
怠惰が枯らせているもの
【ブレストの技法】ランダム再分配ブレスト
【ブレストのコツ】プレイズ・ファースト
【ブレストの技法】会議に”ゼブラ”を入れよ
【創造力を使う】(1)発散ルール (2)収束ルール
-発散と収束の根底ルール
アイデアトランプに「Brainstorm Card」
残り時間効果
浅草橋から自転車で、あの塔へ行く
「充分考えたら4日離れる」
生涯、学び続けよ
フィンランド 発見のまとめ
新事業アイデアを発想する用のTRIZ
-【1つの可能性】ビジネスアイデア生成のワーク道具
【Workshop試案】6観点Walk
【素材】伊達政宗
【智慧カード(TRIZカード)】セレクト・ガイド・シート
TEDxTohokuに、私のインタビュー記事が。
IdeaからProductまで。14の観点、73のステップ
技法の要諦を知る方法
アプリアイデアを発想する方法6種(2012年Final版)
【アイデア】高齢者向けの知的遊戯、卓上かくれんぼ
【NHK】おはよう日本(アイデアトランプ)
『アイデア創出ワーク・プロセス』(2012年ファイナル版)
新生児の選好。原始的な認知に依拠したデザイン
これらを、ざっとみて、優れた情報の流入源として、普段忘れがちなものが4つありました。
「専門書のコンテンツ性」
「放送大学の有益さ」
「古い日本の伝統のコンテンツ要素」
「ボードゲームカタログ(すごろくや)」
(もちろん、各領域で活躍する友人知人からのインフォメーションは非常に大きいのですが、それは忘れるべくもないことなので、抜いています。)
御礼)
一年間の活動、これらはすべて一人では決して完遂できないモノばかりでした。依頼をもらうこと、一緒にブレストすること、作り出すこと、実施すること、きちんと完了すること、それらには多くの人々の助力があり、一年間を走りきることができました。本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。